発表会が無事終わり、ホッとし過ぎて、ブログの更新もサボリ気味になっておりました。。。
1ヵ月経ったこのタイミングより、新たに気持ちを引き締めていきたいと思います!
サボっていた代表、天沼です(^^;
さて、その発表会後のレッスンも順調に始まり
気持ち新たに子供たちは稽古に邁進しております。
舞台に立った経験は、子供たちを大きく成長させ
舞台で1人で踊れたことが大きな自信に繋がり
自分より大きなお姉さんの踊りを見て憧れ
年長者は次にどんどん成長している年下に負けじと励み
教室を開講したばかりの頃からは考えられないくらい
教室の雰囲気、また子供たちの士気が上がっております。
最高です☆
子供の成長を目の当たりにして、とても嬉しかった
ちょっとしたエピソードをここでご紹介したいと思います。
ある生徒さんが、発表会直後のホールのロビーで泣いておりました。
メイクも無くなるほど、泣きじゃくっており
最初は、何か失敗でもしてしまって後悔しているのか?と思いましたが
理由は全然違いました(笑)
一生懸命頑張った自分に感動したのだと思います。
「感無量」って、こういうことだったんですね。
悲しいわけでもなく、嬉しいはずなんだけど、涙が止まらない。
これは、本当に一生懸命取り組んだ人にしか経験できない状態なんだと思います。
初舞台の彼女は、バレエを始めたのが小3。
もしかしたら、バレエを始める年齢としては、遅い方なのかもしれません。
そのことは、本人が一番よくわかっているようで
昨年のオンラインレッスンの際だけ、
別のクラスの同じ年齢の子供たちと一緒のレッスンを受けました。
自分だけ出来ないことがあり、泣いていたことが数回。
きっとママは他の生徒さんより始めたのが遅かったので
出来ないこともあるよ、と優しくなだめてくださったと思います。
でも、そんな彼女はバレエを始めてまだ1年半ですが
年齢は小学5年生。
幼稚園児から始めた1年半とはわけが違います。
一生懸命頑張ることは、皆同じだと思いますが
そこに傾ける情熱の形は、きっと違うと思います。
同じ年齢の他の子とは違い、
「頑張らないとついていけない」
とか、
「やってもやっても一緒に並べない」
とか、様々な気持ちが錯綜していたと思います。
とはいえ、結果、同じ年齢の生徒さんたちと
同じ舞台で同じ振りをやってのけました。
もちろん周りと見劣りすることもなく、
しっかり振りも覚えてきちんと踊ってみせてくれました。
私は彼女を信頼していたので
「さすが!やれば出来るよね。」と思っていましたが
本人の中では、きっと、かな~り頑張ったんですね。
だからこその涙。
そんな彼女の感情に、私も心を打たれました。
そして、わずか10年程度しか生きていない子が
こんな気持ちを経験できたなんて、本当に素晴らしいことです。
一生懸命やり切った自分をいっぱい褒めて欲しいですね。
少なくとも、私には本当に誇らしい生徒さんの1人です。
やり切って泣くことが出来たのは、彼女が小5だったから。
同じ1年半の経験で幼稚園生が泣くことはおそらく出来ません。
心が成長している真っ最中のお子さんにとっては
本当に大きな経験で、これからの人生の素晴らしい糧になったはずです。
この経験をこれからの自分の武器にしていって欲しいですね。
そう考えると、バレエを始めるのに、早いも遅いもないのでは?
と思わずにはいられません。
もちろん小さいうちから習った方が、上手になるのも早く
素敵なバレリーナになれる可能性も高いです。
ですが、いつから始めても「自分がやりたい」という気持ちさえあれば
全く問題なく、その年齢での楽しみ方があると思います。
それは大人にも当てはまり、この年齢だから今更・・・
と考える必要は全くない、ということです。
勝手に子供たちが踊ってみせる素敵なステージを想像して
自分はその姿にはならないので無理。と諦めるよりも
今、その年齢になった自分に合った向き合い方を感じ取り
実行することにより、楽しみを得る、ということもあると思います。
話が少し脱線しましたが、
発表会のあるお稽古は、子供の成長に大きな影響を与えるものです。
何か挑戦するもの、達成感を味わえるものを提供できる
環境をこれからも作っていくのが、大人の役目だと思っています。
子供たち、どんどん成長していってくださいね!
いつでも応援しています!(^^)!
Ballet Dancer/DANCANIA 代表
天沼沙織
大学生、中学生の2人の子供を持つ母
12年前に北与野教室に移ってから、大人クラスも開講したので
それを機にバレエを始める
細い先生には程遠いが、子供好きのため、幼児、初心者のみを対象に
数年前よりクラスも受け持つ
現在、大人ストレッチサークル、月曜 柔軟筋トレ、S0クラス担当