2019/11/13
受験生のこと
当教室は「さいたま市中央区」というところに位置しており
なんでもこの周辺は、埼玉県内でも教育熱心な親御さんが多い地域のようです。
そんな中にいる私ですが、
残念ながらさいたま市民ではないので、一切関係ありませんが・・・
話を戻すと、ということで、
最近、中学受験される生徒さんも、かなり多いように見受けられます。
そうすると、やはり塾に通う時間が増える小学4年生以上は、
なかなかバレエに費やす時間が作れず、どんどんレッスン時間を減らして
結局フェイドアウトになってしまう生徒さんもいらっしゃいます。
一番伸びる時期に辞めてしまうなんて・・・
と教室側は残念に思いますが
それも人それぞれ。
受験しようとも気にせず通い続ける子もおりますし
やっぱり二兎追うものは一兎も得ず、ということで
勉強に重きを置く子もいます。
どっちでも良いと思います。
だって「こうでないといけない」という理由は全くないですから。
その子によって「どうすべきか?」という道筋はそれぞれ全く違います。
例えば発足当初の生徒さんたち。
その頃「さいたま市中央区」の生徒さんが少なく
(なぜなら最初は桜区の体育館で始めておりました)
中学受験をする生徒さんはあまりおらず、
皆、公立中学へ通い、高校受験を経て、大学生になっております。
そこで教室の自慢???ですが、
当教室の生徒さんは、皆やることはきちんと出来るらしく
県内では「優秀」と言われるであろう高校へ進学されております。
そして大学へも行っておりますが、現役の子もいれば
希望の学校へ行くため一浪しても、そこを目指す子もおり
どの子も皆努力家だと思います。
トウシューズを履いてのレッスンは、気持ちが強くないとできませんし
何度も同じことを注意されても、文句言わず身体を動かし続けなくてはいけません。
ただ心が折れそうになったら、助けてくれる仲間がいます。
どの学年も仲が良すぎて、発表会の配役争いは見たことがありませんので
そういう意味では、ハングリー精神はないかもしれませんが
仲間を思いやることが出来る優しい子供たちばかりです。
そしてその仲間を裏切らない為か、どの子も努力を怠りません。
年齢によって(時期によって)全くやる気のない子もおりますが
それもただの反抗期だったりしますので、それ以外はちゃんとけじめをつけて
「やる時はやる!」を貫いております。
だからこそ、2年に一度の発表会は
その子のその時期の一番の出来を披露できていると思っております。
「受験生」という言葉に引きずられて、なにもかも犠牲にしなくては
絶対に前へ進めない、というわけではないことをお伝えしたいです。
もちろん、全員がこれに当てはまるわけではありませんが
少なくとも、公立中学へ通った先輩方は、中3の12月~2月だけ
お休みにして、それ以外は細々とでも週1回のレッスンを楽しみに
通っておりました。
週1回くらい身体を動かさないとストレス発散できない、という理由でした。
確かにそう思います。
毎日ず~っと勉強しかしないわけではないですから、
たまには身体を動かした方が頭がすっきりしますよね。
そしてすっかり受験が終わったら、
高校の合否結果を待たずに3月から教室に戻ってきます。
それが、たとえ合格した高校が遠く4月からは通えなくても、
3月のたった一か月間だけ。
そんな生徒さん達が本当に皆大好きです。
バレエを長期間通っている生徒さんは、「やる時はやる!」という
ケジメを付けて時間を使える生徒さんが多いので、
いざという時は、子供を信じてあげてくださいね。
親は自分の子供だけには、どうしても厳しくなりがちですから。
信じることも必要です。
私も含めて子育て頑張りましょう!
担当:天沼沙織
Ballet Dancer/DANCANIA 代表
大学2年、小学6年の2人の子供を持つ母
12年前に北与野教室に移ってから、大人クラスも開講したので
それを機にバレエを始める
細い先生には程遠いが、子供好きのため、幼児、初心者のみを対象に
数年前よりクラスも受け持つ
現在、金曜16時、土曜11時クラス担当
月水金の11時から大人ストレッチサークル担当