2021/12/16
バレエのお衣装どうなっているの?(担当:山田晴子)
お久しぶりです。衣装係のSeico です。今回は、バレエのお衣装をどうやって作るのかを少し。
まずは、計測をして、型紙を起こします。立体の数字を平面にして、そこから足し算をしたり引き算をしたりして、また立体的な型紙を起こしていきます。
140センチぐらいまでのお嬢さん達は、お胸もウエストもお尻もあまり変わりませんし、チュチュの上身ごろは腰骨までなので、お尻の立体も関係なくほぼフラットな型紙です。それでも、センター、左右3枚ずつの7枚の型紙でボディが出来上がります。
150センチから上の型紙は本当に大変です。接着芯の硬さでも誤差が出ますし、印から少しでもずれたら、左右の添い方が変わります。ちなみに、150センチと大人Sサイズの型紙の違いはお胸の立体感とウエストへのシェイプだけ。長さはほぼ一緒です。
娘のお衣装を縫った時、足し算と引き算がどうしても上手くいかず、線がつながらず、身体にサランラップを巻いて、そこから型紙を作らせてもらったことがあります。娘だから出来た事ですが、お勉強になりました。
すったもんだを経て、ボディが出来たら、次はチュールを必要な長さに切り、繋げて、下の形を決めて山切りだの、波切りだのにカットし、ギャザリングします。書くのは簡単、地獄の作業です。
バレエのお衣装は、チュールの段数も長さもボリュームがあるのと、色合いを見て作り上げるので、イメージを実際に持ってくるのも大変です。
そこからは、土台にチュールを付けて、ボディとくっ付けて、形は出来上がります。
そこからは、楽しい楽しいお飾りです。モチーフをつけたり。バールやビーズを留めて、お衣装に役柄を吹き込んで行く、夢のようなご褒美の時間です。
ザッとお伝えしましたが、やってみたいなぁと思ってくださった方がいらっしゃれば、山田までご連絡を。次回のお手伝いリストにお名前を載せさせていただきます。
担当 山田 Seico
お衣装工房froggyboots 兼スタッフ
実は看護師、保健師としてもお仕事をしていて、公衆衛生についてはうるさいです。( ◠‿◠ )
大学生、高校生、中学生の母
大人バレエのクラスが開講されてから、サクラとして参加したはずが、バレエ好きが復活して、上達もしないのに、勝手に受講するクラスを増やしております。大人も一緒にやりましょう(^○^)。